多人数でリアルタイムに会話を行なうことができる通信機器です。伝えたいことが全員にすぐ伝わるので、スピードと情報共有が重要となるあらゆる業務連絡手段として活躍しています。個人でもレジャー用途に適しており、使用用途は多岐にわたります。
日本国内では300万台以上の無線機が日常の様々な現場で活躍しており、通称「インカム」や「シーバー」とも呼ばれ、昔から広く親しまれています。
警備・防災・バス・タクシー・倉庫業・港湾・航空・陸上輸送・海上船舶・建設現場・上下水道工事
空港ターミナル・ホテル・旅館・競技場・ショッピングモール・飲食店・工場・公園・ゴルフ場
ビル管理・会場設営・福祉施設・結婚式場・スポーツイベント・花火大会・展示会・株主総会
マラソン大会・学園祭・コンサート・セレモニー など
1人が話す内容が、リアルタイムに全員同時に聞こえるのが特徴! (人数は無制限)
※PTTボタン・・・ | プッシュ・トゥ・トーク (Push to Talk) の略 送信ボタンを押している間のみ音声が送信できる状態となる通信方式です。 ボタンを押していない間は待機状態で、電波を受信すると音声が聞こえてきます。 |
1、一斉連絡 | 電波が届く範囲内の全員へ同時に話せます。 |
2、圏外でも利用可 | 山中や携帯電話の通話圏外エリアでも使えます。(お互いに電波が届く範囲内) |
3、通話し放題 | 基本料金や通話料はかかりません。 |
4、シンプルな操作 | 送信ボタン(PTTボタン)を押しながら話すのみ。 |
5、災害時に有効 | 電話回線を使用しない為、基地局がダウンしても使えます。 |
・ワンプッシュだけで、一瞬でエリア内の全員へ連絡や指示ができます。
携帯電話のようにアドレス帳から相手を検索したり、呼出コールを鳴らす必要はありません。
・無線機・トランシーバーは誰でも使えるシンプルな操作方法(各モデル・メーカー共通)
1、本体電源を入れ、通話相手と同じチャンネルに合わせておく
2、送信ボタン(PTTボタン)を押しながら話す。
1、特定小電力トランシーバー | 通信距離の目安 100~300m | 申請不要 |
2、デジタル簡易無線機(免許局) | 通信距離の目安 1~3km | 免許申請※ |
3、デジタル簡易無線機(登録局) | 通信距離の目安 1~3km | 登録申請※ |
※簡易無線機の場合、個人資格は不要です。詳しくはコチラ
種類 | 特定小電力トランシーバー | 簡易無線機 (登録局) |
簡易無線機 (免許局) |
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用途 | 業務・レジャー | 業務・レジャー | 業務 |
申請 | なし | 登録 | 免許 |
電波利用料 | なし | 年間450円/台 | 年間600円/台 |
免許・登録 有効期限 |
なし | 5年更新 (再登録) |
5年更新 (再免許) |
送信出力 (パワー) |
10mW以下 | 5W以下 | 5W以下 |
通信距離 (目安) |
100~300m | 1~5km | 1~5km |
チャンネル数 | 20ch | デジタル 30ch | デジタル 35ch アナログ 65ch |
キャリアセンス (混信規制)※ |
あり | あり | なし |
メリット | 軽量・小型 | 簡単な届出 レンタルOK |
混信に強く プロ仕様 |
デメリット | 通信距離が短い 耐久性劣る |
混信の影響を 受けやすい |
同一の免許団体内でのみ使用可 |
※キャリアセンスについて
電波の混信対策として、周辺で同じチャンネルで会話をされている間は、送信ボタンを押しても
ロックがかかり電波が一時的に送信できないようにします。免許局にはこの機能は搭載されていません。